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5年目のお米づくり!〜Yamada野菜2015年の様子〜 [農]

今年で5年目を迎えたYamada野菜のお米づくりですが、ここでどんな一年だったかをみなさまにお伝えしたいと思います。
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我が家では耕す田んぼと耕さない田んぼ(一枚)があり全て無農薬、無肥料でお米を育てています。

その田んぼでは虫やカエルやクモや鳥や人などたくさんの生き物が見られました。垂水ではアマガエルやアオガエルがとても少ないのですが、私たちが田んぼをやっている場所では少しずつ増えてきているような気配を感じています。
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ニホンアマガエル
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ヌマガエル
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ニホンアカガエル
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アカハライモリ
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オケラ

そのたくさんの生き物が生まれ、死に、土になり、彼らのいのちが私たちのお米を育て、水や風や太陽が美味しいお米にしてくれました。私たちはただ種をまいただけと言ってもいいのかもしれません。
そんな生き物いっぱいの田んぼに行くのが毎日ワクワクでした。自分も自然の中で生きているということが田んぼを通して実感できます。
ここで育ったお米たちがみなさんの食卓を幸せでいっぱいにすると思うと本当に嬉しくなります。そんな命いっぱいのお米を食べていただけたら幸いです。

これまでそんな風にお客さま優先に考え、自分たち用のお米は確保せず、販売させていただいていました。満足に自分たちが育てたお米を食べてこなかったんです。(それなりには食べてましたが)
なくなったら近場の知っている米農家さんからお米を買ったりしてきました。
……米を栽培している農家のくせに。
ですが、今年はたくさんの田んぼを借りることができ、なんとか自分たち用の米も確保できそうです。5年目にしてやっと「自分たちの米は自分たちで」という米農家なら当たり前と思えるようなことが、ようやく、、ようやく叶いそうです!!


ー1月〜3月 冬の間は唯一のゆったり期間ー
草を生やす田んぼは生やして、何枚かは小麦を育てていました。
レンゲがたくさん咲くと田んぼが綺麗です!

小麦は垂水在来と農林61号、ミナミノカオリという品種です。
夏はお米を、冬は小麦をうまく育てられたら理想だなーと思いながら、なかなか小麦は思うようにはうまくいきませんね。
鹿児島は暖かいので麦踏みあまりしなくていいかもという噂を聞きながらも、せっせと麦踏みをしていました。時には赤子を背負い、凧揚げに興じながらという日も。
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和子ちゃんはレンゲ見つけてご機嫌でした!!
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その他加工品づくりやお餅づくりに励んでいて、田んぼ作業はあまり無しといううちにしては平和な時期です笑

ー4月〜5月 春到来!種まきー
田んぼの畦には菜の花が咲き、昨年こぼれた種から稲の発芽が見られるようになってきました。
いよいよ田んぼの時期がやってきます。下の写真は田んぼの小麦がすくすくと育っているところです。
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いよいよ田んぼに苗代(苗を育てる場所)を作って種まき開始です。
今年は苗代予定地に昨年の稲わらを敷いておき、草が生えないように工夫していました。
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その藁をどかして種籾を播き藁を薄くかけておきます。スズメに食べられないように注意!!
あとは苗箱にも種をまいて田植え機でも植えられるように準備しました。
品種はヒノヒカリ、ササニシキ、ハッピーヒル、亀の尾、朝日、羽二重餅、赤米、黒米、緑米、香り米、という品種を育てることに。
同時に田んぼの耕運作業もこの田植え前に一度ずつして、雨の水を借りて代掻きという田んぼを泥んこ状にして田植えしやすくしておきます。
(就農五年目、9反の田んぼを未だに耕運機一つで頑張っています。畑も全部これで。来年は田んぼも増える予定なので、さすがにトラクター買うと思います。さすがに一町超えたら耕運機じゃ無理です。)
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ー6月〜7月 極梅雨に耐え田植えー
今年の梅雨は鹿児島にとっては極でしたね。極梅雨です。
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まず降水量観測史上最多!平年の3倍ってことだけど普段から鹿児島の梅雨っていったらすごいよ!?その三倍だからね!!太陽を拝んだのはこの期間中数日だけであとは土砂降りっていうまさに"まれ"な気候です。(朝ドラ「まれ」見てました)
そんな中、体中にカビを生やしながら一ヶ月まるごと田植えしてました。
苗代から苗をとって手で一本ずつ植える。これを延々と一ヶ月。土砂降りの中。
そりゃ皮膚にカビも生えます。(ウソです)
とにかく、いろんなことがどうでもいいという心境になっていました。
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今年は田んぼの面積が9反にもなっていて、田植えは大変な作業でした。田植え機も2枚だけ使いました。が、うまくいかず、結局全て手植えっていう感じでした。

本当に今年の田植えは大変でした。。。
(来年は田んぼももっと増える予定。ちゃんとした田植え機を買うかもしれません。)

これができて、ようやっとプロになれるかなって思ったというのと、愛情込められるのここくらいかなと思い、がんばりました。
今年は子供もかなり頑張ってくれました。学校も何日か田植え休みです。
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不耕起の田んぼではバールで穴をあけて、そこに苗を植えていくという変わった形で、一枚だけで1週間くらいかかってます。ここには古代米を植えています。
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ー7月〜8月 夏がきた!台風と草刈りに追われるー
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とにかく全ての畦の草刈りを終わらすのに4日ほどかかります。
瞬く間に草は大きくなり、再び刈らなきゃいけない状態に。
刈った草はできるだけ燃やして虫たちを燻したりもしました。
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8月の台風15号はこの5年で最恐の台風でした。
畑の野菜は梅雨ですでに全滅状態でしたが、これでトドメを刺されたような感じです。
お米もちょっと倒れましたが、なんとか起き上がってくれました。
古代米も順調に育っています。子供と生き物探ししています。ゲンゴロウもいますし、多分タガメもきているようなんですが、見つかりません。
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お米の花が咲く頃には順調に大きく育ってきました。
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スズメさんこないでーー!鹿威しやテグスやカカシでスズメさん対策です。
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ー9月〜10月 梅雨と打って変わって稲刈り日和の毎日!晴れすぎて逆に怖いわー
稲刈りは機械を使える田んぼはもちろん使いますが、ズブズブの田んぼでは機械も入りません。
その場合手で刈って、束を結んでそれから竿にかけて(はざ掛)天日干ししていきます。
機械が入らないと一週間くらいかかりました。
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奥さんももちろんフル稼動で頑張っています。
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十分乾燥できたなーとなったら脱穀機で脱穀してやっと籾になります。
これを籾すりしてやっと食べられる玄米になります。
ササニシキはスズメに多分3割ほど食べられちゃいました。ガクッ
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稲刈り終了後、生き物の調査の仕事で一週間ほど屋久島に行ってしまい、その間は奥さんが残ったかけ干し作業をすることに。すごい勢いではざ掛していったと後で聞きました。すごい女性です。
今期は梅雨が大変でしたが、収穫まで病気も虫もほとんど出なくて、なんとかかんとか収穫までこぎつけた2015年という印象です。

古代米に関しては毎年そうですが、足踏み脱穀機という機械を使って手作業ならぬ足作業で脱穀作業を行っています。それから唐箕という道具を使ってゴミと選り分ける作業をするので、なかなかの手間となっています。初心忘れるべからずということからの手作業です。
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ー編集後記 ちょっとだけお金の話ー
ヒノヒカリは多分籾で1,000kgほど獲れるかなと思いますが、籾すり作業をすると3割減るので玄米にすると700kgぐらい。うちではヒノヒカリ玄米はkg800円で販売していますので、56万円くらいになるでしょうか。一年めっちゃ頑張ってやってこんくらいです。キビシーー!
そのほかのお米も全て売り切ってもどんくらいになるか…。
さらに田んぼは全部借りてるので、賃貸料などもお米で払ったりすることが多いです。
農業で稼いでいくというのは大変ですね。
お米やるなら、就農時に2000万円準備して、田んぼも広げて大きい機械買って大量にさばていくという人しか生き残れないと言う人が多いのも納得です。

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それでも、それでもって言って僕はやっていきたいんです。
やっぱり美味しくて、生き物がたくさんいる田んぼのお米をみなさんに食べて欲しいと思って、毎日頑張っています。
やりたくてやってるんで、頑張るしかないですね。
そんな素晴らしい環境がこの土地でもっと広がっていくといいなー!
だれかー、一緒にやらないかー!


※毎年、その年の米の栽培の様子を紙に印刷して、購入してくださった方に配布していたのですが、今年からはこのブログで詳しく写真も見やすい形で紹介することにしました。少しでもうちの田んぼのこと身近に感じていただけると嬉しいです!!

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